エグゼクティブサマリー
- 日本語圏の公開情報で個別に確認できたFDE採用・FDE組織展開企業は17社(2026年7月時点・当サイト個社ガイドで各社確認済み)
- 17社のうち8社が実在求人票に年収を明記——国内4社(SB OAI Japan・LayerX・エクサウィザーズ・マネーフォワード)、米国求人票4社(Google・Databricks・Scale AI・Glean)
- 国内求人票の公開年収は下限791万円(マネーフォワード)〜上限2,034万円(SB OAI Japan・ソフトバンク出向)。LayerX(1,200万円〜)とSB OAI Japan直採用(想定1,500万円〜)は上限の記載なし
- 米国求人票の公開年収は$160,000〜$270,000の間に分布(4求人票。最小・最大はいずれもGlean)
- 市場統計では、米国FDEのオファー年収中央値は約20万ドル(約3,200万円)、日本のFDE求人の想定年収中央値は約900万円(Indeed Hiring Lab・2026年7月18日報道)。国内FDE求人は前年比729%成長(Findy調べ)
調査方法
- 対象 — 当サイトが企業別ガイド(17本)で個別に確認・解説しているFDE採用企業17社
- 情報源 — 各社の公式採用ページ(Talentio・HRMOS・Greenhouse・Ashby等の採用管理システムを含む)に掲載された実在の求人票、公式プレスリリース、公式テックブログ。市場統計はIndeed Hiring Labの分析(ITmediaビジネスオンライン・産経ニュース 2026年7月18日報道・当サイト実取得)とFindyの求人動向
- 方針 — 数値は求人票・公式発表の記載を転記し、丸め・再計算は行わない。推定値は使用しない。給与非公開の企業は「非公開」と記載する。各社の確認日を明記する
- 限界 — 求人は募集終了・要件変更の可能性があります。levels.fyi等のユーザー申告データは求人票と区別して「公開データ」と注記しています。応募・引用の際は各社の一次情報をご確認ください
国内FDE求人の全体像(採用企業17社リスト)
国内企業・国内合弁(9社)
| 社名 | 職名(求人票・公式発表) | 公開年収 | 勤務地 | 確認日 |
|---|---|---|---|---|
| SB OAI Japan | FDE(公式直採用/ソフトバンク出向) | 直採用: 月給100万円〜・想定年収1,500万円〜(上限記載なし)/出向: 812万〜2,034万円 | 東京(港区海岸・WeWork竹芝ほか) | 2026年7月19日 |
| LayerX | 【Ai Workforce】Forward Deployed Engineer | 想定年収12,000,000円〜(目安・上限記載なし) | 東京(中央区築地)または各支社・リモート可 | 2026年7月18日 |
| エクサウィザーズ | Senior Forward Deployed Engineer (FDE) | 960万〜1,260万円 | 東京(港区芝浦)/大阪 | 2026年7月18日 |
| マネーフォワード | Forward Deployed Engineer(Internal)・AX推進本部 | 7,908,000円〜15,000,000円 | 東京(港区芝浦) | 2026年7月18日 |
| AI Shift | Forward Deployed Engineer(東京勤務/大阪勤務) | 応相談(非公開) | 東京(渋谷)/大阪 | 2026年7月18日 |
| アンドパッド | Forward Deployed Engineer(FDE) | 非公開 | 東京(港区三田)・フルリモート応相談 | 2026年7月18日 |
| Sansan | FDE(CTO室直下・AI Solution Development Group) | 非公開 | 東京・大阪 | 2026年7月 |
| セールスフォース・ジャパン | Forward Deployed Engineer(日本初採用・立ち上げチーム) | 非公開 | 日本 | 2026年(求人)/2026年7月18日(FDE Partner Network) |
| 富士通 | FDEモデル/FDE+C(採用職名としての公開求人は未確認) | 記載なし(事業モデルとして発表) | — | 2026年7月 |
外資系企業(8社)
| 社名 | 職名(求人票) | 公開年収 | 勤務地 | 確認日 |
|---|---|---|---|---|
| OpenAI | Forward Deployed Engineer - Tokyo | 東京求人は記載なし(米国公開データ: ベース$160K〜$280K・総報酬ミッドシニア$350K〜$550K) | 東京 | 2026年7月 |
| Anthropic | Forward Deployed Engineer, Applied AI | 求人票に記載なし(公開データ: L4〜L5帯$665K〜$750K) | 東京(2026年7月18日時点で募集終了) | 2026年7月18日 |
| Palantir | Forward Deployed Software Engineer(FDSE) | 公開データ(levels.fyi): 中央値$215K・レンジ$171K〜$295K | 米国ほか(日本拠点あり・時期により募集) | 2026年7月 |
| Google(Google Cloud) | Forward Deployed Engineer(FDE I〜III・Generative AI等) | 米国FDE III求人票: $174,000〜$253,000+賞与15%目標+株式/東京求人は記載なし | 東京・米国主要都市ほか | 2026年7月19日 |
| Databricks | Sr. Forward Deployed Engineer/AI Engineer - FDE | 東京は非公開/米国連邦セクター求人票: $182,000〜$250,208 | 東京(ほかシンガポール・ソウル・米国) | 2026年7月 |
| Cohere | Forward Deployed Engineer, Infrastructure Specialist | 非公開(求人票に給与記載なし) | 東京 | 2026年7月 |
| Scale AI | Forward Deployed Engineer, GenAI | $179,400〜$224,250(求人票) | 米国SF/NY等(日本勤務求人なし) | 2026年7月 |
| Glean | Founding Forward Deployed Engineer | $160,000〜$270,000(求人票) | 米国のみ(Remote - US・Mountain View・NY) | 2026年7月 |
※「確認日」は当サイトが各求人票・公式発表を確認した日付です。募集状況・要件は変動するため、応募時は必ず各社採用ページの一次情報をご確認ください。各社の要件・仕事内容の詳細は企業別ガイドへ。
年収データ(国内公開レンジの分布と海外比較)
国内求人票の公開年収レンジ(4社5ルート)
17社のうち、国内の求人票に日本円の年収レンジを明記しているのは4社(SB OAI Japanは直採用・出向の2ルート)。公開されている数値の最小は791万円(マネーフォワード下限・正確には7,908,000円)、最大は2,034万円(SB OAI Japanソフトバンク出向の上限)です。
求人票記載の年収レンジ(横軸: 万円・スケール上限2,100万円)
※グラデーション表示は求人票に上限の記載がないもの。数値はいずれも各社求人票の転記(確認日は上表参照)。
このほか、AI Shift(応相談)・アンドパッド・Sansan・セールスフォース・ジャパンは給与非公開、富士通は採用職名としての公開求人が未確認です。つまり国内でFDE系職種を確認できた9社のうち、年収を公開しているのは4社にとどまります。
海外との比較(米国求人票の公開値)
米国の求人票に年収レンジが明記されていたのは4社。公開値は$160,000〜$270,000の間に分布します(最小・最大はいずれもGleanの求人票)。
| 企業・求人 | 求人票記載の年収レンジ(USD) |
|---|---|
| Glean(Founding FDE) | $160,000〜$270,000 |
| Google(FDE III, Generative AI・米国) | $174,000〜$253,000+賞与15%目標+株式 |
| Scale AI(FDE, GenAI) | $179,400〜$224,250 |
| Databricks(Sr. AI Engineer - FDE・米国連邦セクター) | $182,000〜$250,208 |
求人票以外の公開データ(levels.fyi等・ユーザー申告値)では、Palantir(FDSE)が中央値$215K($171K〜$295K)、OpenAIのFDEが総報酬ミッドシニア$350K〜$550K、AnthropicのFDE相当職がL4〜L5帯$665K〜$750Kと報告されています(FDEの年収データ参照)。
市場統計(Indeed Hiring Lab・Findy)
- 米国のFDE求人数は2026年5月時点で前年同月比約10倍(数千件規模)
- 米国のオファー年収の中央値は前年の約18万ドルから約20万ドル(約3,200万円)へ上昇
- FDEの総職歴年数の中央値は約7年。前職はソフトウェアエンジニアが最多で、新卒・未経験からの就任は限定的
- 日本のFDE求人の想定年収の中央値は約900万円
※以上はリクルートグループのIndeed Hiring Labの分析(ITmediaビジネスオンライン・産経ニュース 2026年7月18日報道・当サイト実取得)。国内のFDE関連求人は前年比729%成長(2026年・Findy調べ)ですが、絶対数はまだ数百件規模の立ち上がり期です。国内の公開上位レンジ(1,000万〜2,000万円)と市場全体の中央値(約900万円)には開きがある点にご注意ください。
必須要件の傾向(17社の求人票から)
17社の求人票を横断すると、必須要件の実像は次のとおりです(詳細はFDEになるにはでも解説しています)。
| 観点 | 実在求人での実態(当サイト確認・求人票ベース) |
|---|---|
| 開発経験年数 | 企業差が非常に大きい。AI Shiftは実務2年以上、Gleanは4年以上、エクサウィザーズは5年以上、Databricksは6年以上。Google Cloudには経験1年程度から応募できるFDE関連求人も存在 |
| LLM実務経験 | 意外にも「歓迎」扱いが多数派。エクサウィザーズ・AI ShiftはLLM/RAG実装経験を歓迎要件に分類し、LayerXは機械学習・LLMの専門性を「必須ではありません」と求人票に明記。一方、Anthropic(東京・募集終了)やGleanは本番LLM経験(プロンプト設計・エージェント開発・評価フレームワーク)を必須側に記載 |
| 必須の中心 | Web/システム開発の実装経験+API連携+顧客との技術折衝+要件定義から実装まで自走した経験、という組み合わせがほぼ共通 |
| PM/リード経験 | 必須に含める企業が複数(エクサウィザーズはPL/PM経験、AI Shiftはプロジェクトマネジメント経験を必須条件に記載) |
| 言語要件 | 国内系は日本語ビジネス〜ネイティブ級が軸で、マネーフォワードのように英語不問の例もある。外資(Databricks・Cohere・Google)は日本語流暢+業務レベル英語のバイリンガル要件 |
この横断結果から言えるのは、①選考の土台は「従来の実装力+折衝力」でありLLMスキルは差別化要因、②FDEという職種自体が新しいため「FDE未経験可」が実質標準、③間口は経験2年から6年+認定資格必須まで企業でまるで違う——の3点です。
引用・転載について
本レポートの図表・数値は、出典として「FDE Portal(forwarddeployedengineer.biz)」を明記いただければ、引用・転載自由です(CC BY 4.0相当・事前連絡不要)。メディア・ブログ・SNS・社内資料でのご利用を歓迎します。数値は変動するため、引用時は本文記載の確認日の併記を推奨します。
クレジット表記例
- 出典: FDE Portal(forwarddeployedengineer.biz)
- 出典: FDE Portal「FDE求人・年収レポート2026(日本版)」
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<p>出典: <a href="https://forwarddeployedengineer.biz/report-2026/">FDE Portal「FDE求人・年収レポート2026(日本版)」</a></p>更新方針
本レポートは月次更新を予定しています。各社の募集状況・年収レンジは当サイトのFDE求人ウォッチ(毎週更新)と企業別ガイドで定点観測しており、変更があり次第このレポートにも反映します(最終更新: 2026-07-20)。